死産から1ヶ月

突き抜けるように

どこまでも高く青く

冬の澄みきった青空だった朝

この日が誕生日になるとはそのときは知らず

少しの陣痛を感じながら見た青空

真冬の澄みきった青空の日に

息子が産まれた

安産だった

息子を出産してからちょうど1ヶ月

早いような

まだ1ヶ月のような…

月日がたつのは早いもので

生きている限り

時間は容赦なく過ぎていく

自分が止まったら

取り残されるだけ

ちょうど

AERAで死産の特集をやっていたらしく　

ネットで記事を読んだ

世の中、

辛い思いをした女性がたくさんいると知った

それほど大きな割合ではないとはいえ

同じような辛い思いをした女性が、家族が

たくさんいると知った

辛いよね　

辛かったよ

でも、

私は息子に会えて嬉しかった

すぐに別れなきゃいけなかったけど

会えて嬉しかったよ

お腹にいてくれた数ヵ月

とても幸せでした

産まれた息子はとてもかわいい赤ちゃんでした

ありがとう

また会いに来てくれる気がしています